ガスは便利な反面、漏れれば爆発や中毒につながります。都市ガスとLPガスでは「空気より軽いか重いか」が違い、それがガス漏れ警報器の設置位置を左右します。
ガスには大きく都市ガスとLPガス(プロパンガス)があるわ。
この2つ、決定的に違う性質があるの。
何だと思う?
えーっと…値段? あ、ボンベがあるかないか!
…重さ、かな。
ふわって上に行くのと、下にたまるのと。
ましろさん、正解。
都市ガスは主成分がメタンで、多くは空気より軽い。
LPガスはプロパンが主成分で、空気より重いの。
ということは、漏れたガスがたまる場所が上と下で逆になりますね。
警報器の位置も変わるはずです。
その通り。ガス漏れ警報器は、都市ガス用は上方——検知部が天井面から30cm以内になるように設置する。
LPガス用は下方——床面から30cm以内よ。
あたしわかった気がする! 軽いガスは天井に集まるから警報器も天井、重いガスは床にたまるから警報器も床。
逆に付けたら意味なし、ってことじゃん?
…ジャスミンさん、今日は冴えてますね。
えへへ、たまにはね!
実務も大事よ。
ガスの開栓・閉栓は、ガス事業者の有資格者が行い、立会いが必要。
入居者が勝手に元栓を開けて使い始める、というのはできないの。
引っ越しの日にガス屋さんが来て、お部屋で待ってたことある…あれがそうだったんだ。
そう。
それとマイコンメーター。
震度5相当以上の地震を感知したり、異常な流量・長時間の使用を検知すると、自動でガスを遮断してくれるわ。
遮断後の復帰操作は入居者でもできますが、ガスの臭いがする場合は絶対に触らず事業者へ、ですね。
そこが命に関わるところ。
特に業務用の給湯器は、給排気が不十分だと不完全燃焼を起こして一酸化炭素中毒につながる。
給排気設備の点検は絶対に手を抜かないこと。
…笑い事じゃないやつだ。
ちゃんと覚える。
確認クイズ
ガス漏れ警報器の設置位置に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 都市ガス用もLPガス用も、床面から30cm以内に設置する。
- 都市ガス用は床面から30cm以内、LPガス用は天井面から30cm以内に設置する。
- 都市ガス用は天井面から30cm以内、LPガス用は床面から30cm以内に設置する。
- 警報器の設置位置は、ガスの種類とは関係なく任意に定めてよい。
こたえを見る
正解: 3. 都市ガス用は天井面から30cm以内、LPガス用は床面から30cm以内に設置する。
正解は選択肢3。都市ガスは空気より軽いため上方にたまり、警報器は天井面から30cm以内。LPガスは空気より重いため下方にたまり、警報器は床面から30cm以内に設置します。選択肢2は都市ガスとLPガスが逆で、この入れ替えは頻出のひっかけです。選択肢1・4は誤りで、ガスの比重に応じた位置に設置しなければ警報器は機能しません。